景気が悪くなれば、円安と円高のどちらになるのか

景気が悪くなれば、円高になるのか、円安になるのか、どちらだと思いますか。
色々な要因があるので、一概にいえないですが、ここでは教科書的な内容を紹介します。

スポンサード リンク


マネーサプライとは?

景気が悪くなると、どうなると思いますか。
そうですね。
物が売れなくなり、企業は倒産していきます。
つまり、景気が悪い国の会社の株を買っても、株価は下落していく一方で、倒産すれば株券は紙屑になってしまいます。
誰しも、そういう景気の悪い国に投資したいと思わないですよね。

やはり景気がいい国に投資したいものです。

さて、ここで、あなたは日本の会社の株を所有していたとします。しかし、日本の景気は急激に悪化していき、逆に、アメリカの景気が良くなっていったとします。
あなたなら、どうしますか。
日本企業の株を売って、アメリカの株を買うのではないでしょうか。

そのときのお金の流れを考えてみましょう。

まず日本企業の株を売るわけなので「円」が手に入ります。
円ではアメリカの企業の株は買えないですよね。「ドル」が必要です。
そこで、「円」を売って、「ドル」を買います。
すると、円安ドル高になりますよね。
※)なぜ、このようになるのか分からない場合は、外国為替の基礎知識を読んでくださいね。

というわけで、景気が悪くなると、円安ドル高になるわけです。

ちなみに、2011年時点では、日本国内の景気は悪いのに円高です。
なぜ、円高なのか、様々な要因がありますが、「他の国はもっと景気が悪くて、それに比べると日本の経済はまだマシ」だと思われていると考えればいいのではないでしょうか。

わかる蔵!FX(外国為替証拠金取引)シリーズ

スポンサード リンク